こなす授業から創る授業へ

この内容は、会報「教育のひろば石川・№148(平成30年2月発行)」に掲載したものです。

ここ3年間、若い先生に向け「授業づくり」についての座談会を開催してきました。
・平成27年度は「子どもが目を輝かせる授業」←掲載済み
・平成28年度は「生徒の学びの心に火をつける授業」←掲載済み
 今年度は「こなす授業から創る授業へ」のテーマで経験豊かな先輩教師に熱く語ってもらいました。「分かりたい」「できるようになりたい」という子どもの切なる気持ちにこたえる授業を教師がしなければ「プロの教師」とは言えません。そのためには、人から聞いたことをその通りやって、お茶を濁す授業であっては許されません。教師は子どもや教材と向き合い、新たに授業を創り出すための試練を自分に課すことが望まれます。この座談会が若い教師達の刺激になることを願っています。

座談会「参加者」敬称略

出席者   大杉  繁(元金沢市立菊川町小学校長)
      釼地扶美子(元金沢市教育プラザ研修指導員)
      田辺 睦子(金沢市教育プラザ統括指導員)
      山田 裕司(金沢市立米丸小学校長)
司会者   野田 大介(石川県退職公務員連盟 事務局長)

座談会記録抜粋

司会 今回のテーマは、「こなす授業から創る授業」です。主体的な学び、協働的な学び、深い学びが言われています。一方で、若い先生方がどんどん増え熱心に頑張っている姿が見れるのですが、何をめざしてどの方向で頑張っていくのかが見えていない先生方が多くいるように感じます。
 最初に今学校で行われている授業をご覧になられての感想や様子をお話ください。


大杉 課題だと思われる二つのタイプの授業があります。一つは教科書に頼り切ってしまう授業です。教科書を開いてヒントやまとめを見ながら、内容を順番にやっていき、一時限が終了する授業です。
 もう一つは、教師の問題提示、そして子どもの問題解決後に指名し、正解が得られれば評価・まとめといった各指導段階を時間内にこなす授業です。
 こうした授業を繰り返すと、一人一人が学習内容を理解し定着することが難しくなります。表現力や思考力も育たず、学習の深まりが見られません。また、子どもは学習をさせられていると感じ、次も頑張るぞという意欲がわくいてきません。教師は、決してそうした授業を望んではいません。学習内容の抜け落ちがなく教育課程を修了できるという安心感や各指導段階を時間内に修了させることにとらわれ、こなす授業になってしまうのではないかと思われます。

山田 一定のスタイルにあてはめて授業をする傾向が強いです。特徴的なのがタイムマネジメントです。既習をふり返り、素材や教材と出会わせて、「今日の勉強はこれだね」と学習問題を作る。子どもが自分で考えて、みんなで話し合って、まとめる・ふり返るというプロセスを、タイムマネジメントに気をつけて、マニュアル通りにやっていくことが一番意識されているように感じます。
 教師の時中評価が弱いと思います。「みんなここまで分かったか」「ここまで大丈夫か」等の先生の投げかけがなく、子どもの表情や反応の見取りも少ない。授業の中で子ども達がどこまで分かったかということをあまり気にしないで、最後まで進み、キーワードを出してまとめる、ふり返りを書く。それはそれで大事なことかもしれませんが、子どもを見て、子どものつまづきや表情から授業を修正し創っていく、展開していく面が弱いことが課題だと思います。

田辺 初任の方、十年目の方、教科の専門性を追究して取り組んでいる方等の授業を見ます。特に初任の方は、授業の始まり、導入から展開、終末のまとめに至るまでの45分間のタイムマネジメントを考えて、予定通りに終わるように取り組んでいらっしゃいます。素晴らしいことです。しかし、子ども達に「この課題を解決したい」という意欲や「この課題で学び合って、この力をつけたい」という目的意識が弱いまま、学習をスタートしていることがあります。展開でも「自分の考えを持ちたいから、考える時間がほしい」「自信はないけど、みんなと学んではっきりさせたい」という「意欲」や「合いの意識(聴き合う・伝え合う・学び合う)」。そして、「自分も力をつけて成長したい」という思いや願いが弱い。そのため、学習が終わっても、自分たちで解決したという満足感や学び合いの充実感が得られていないように感じます。
 先輩から教えていただいたのですが、世阿弥に代表される芸道に『型より入って、型を出でよ』という言葉があるそうです。まず、型を身につけることが必要です。そのうえで、授業の内容をふり返ってほしいと思います。「子ども達の実態に合っていたか」「自分から取り組む主体性は育っていたか」「意欲は引き出されていたか」、そして、「この学習でつけたい力はついていたか」、それらを考えて、単元や本時を工夫し、学び続ける教師として、型から出て自分流を創っていってほしいと思います。

釼地 タイムマネジメントはしっかりできています。課題づくりからまとめまで45分の時間内でできている授業が多いと思います。
 でも、子ども達が本当に必要感を持って考えることについては、弱いと思います。先生の与えた課題について考え、グループで協力して話し合うスタイルが多いのですが、何が深まり、何が新しく付け加わったのかということが弱い。時間の関係で展開が十五分しかかけられないということがあるとは思いますが、先生がどう関わって何を深めるかという部分が課題です。
 また、最後の評価についても弱いと思います。子ども達自身の、自分は何が深まったのか、何が変わったのかという評価です。子ども達がみんなの学びをどう評価するのか、先生が一人一人の学びをどう評価するのかが次につながると思います。

司会 今の授業は型にはまった授業、タイムマネジメントを考えた授業が主流になっているということですね。本当に子ども達が分かった時の感動や「どうして」という問いが生まれにくい授業のようです。それでは、子ども達が授業の中で燃えるということがなくなってきますよね。
 では次に、今行われている授業を踏まえて、子ども達に感動のある授業、主体的な学び、協働的な学びがある授業を展開するための方策をお話しください。

大杉 創る授業とは、子どもが課題を自分のものとしてとらえ、見通しを持って考え、一人一人が自分の考えを表現する授業です。また、対話や協働的な学びによって学習が深まる授業です。そして、自分が表現でき、内容が理解できると、次また頑張ろうという意欲に繋がります。そういう授業をするために大事なことが三つあります。
 一つ目は、深い教材研究です。単元の目標や教材のの本質を見極めておくこと、子どもの実態に合わせた指導の流れ及び予想される困難点とその対策等を考えておく必要があります。そのためには、学習指導要領や指導書を参考にすると共に、複数の教科書を比較検討することも有効だと思います。
 二つ目は、子どもが課題を自分のものとして捉えることです。その時大事なことは、素材の選択やその提示の仕方です。例えば、曖昧なものを出したり、対比したりすると、子どもは「どうしてだろう」「不思議だ」「やってみたいな」と学習意欲を呼び起こします。
 また、問題解決した後に「もしこうなったらどうなるのだろうか」と条件を変えたり、「他の場合でも当てはまるのだろうか」と考えたり、「もっとはっきりさせることはないだろうか」と次にめざすことを明確にし、そこから課題を作ります。そして、単元を繋げていくことが、子どもと教師で授業を創っていくことになると思います。
 三つ目は、表現力や思考力を育てる指導です。算数科においては、多様な表現様式を活用することが可能です。図を使うと、分かりやすく説明できた。式で表すと簡潔に表現できた。言葉で表すと違いがはっきりした。という具合に、表現様式を一時限の授業の中にできるだけ入れていくことが大事です。また既習や日常生活と結びつけて考えたり、その良さに気付かせたりすることもさせたいものです。内容の理解や定着をねらっただけの授業では、表現力や思考力の育ちは期待できません。授業の中に良いモデルが出てきた時に、それを取り上げて褒めたり広めたりする指導が必要です。
 さらに、学年のカリキュラムの中に表現力や思考力を育てる重点的な単元の見当をつけ、学習内容と共に、表現力や思考力をつける指導を組み込んでいくことが必要です。こうしたことを計画的に継続的に積み上げることが思考力や表現力の育成に繋がると思います。

山田 教科書はスタンダードなものですが、目の前にはいろいろな子ども達がいます。同じではありません。そこには、教師のオリジナリティもあります。だから、授業は教師の手づくりのオリジナルでないといけません。
 先輩の先生から、「教師の思いと子どもの思いがぶつかるところに授業があるんだ」ということを教えられました。私は教師が思いをもつために、私は三つのことに力を入れてきました。
 一つは、子どもの心に火をともせる教材研究であり、『学習意欲を引き出していく』ことです。例えば、4年生の「水と私たちのくらし」の学習では、資料にある一日に使う340㍑という水の量を実物で用意するなど、教科書に書いてあることをデフォルメして実感させて自分ごとにしていく教師の教材研究が大切であると思います。
 以前、不登校の子どもを担任した時に、その子が好きな武田信玄を導入で扱い、戦国最強といわれた武田軍の強さを学習した上で、「長篠の戦い」の授業をしました。その子が活躍できる場を設定したことで、学校へ来るきっかけとなりました。子ども達の学習意欲を引き出していける教材研究が創る授業の原点であると思います。
 二つ目は、『学び方を子どもに教えていく』ことです。学習意欲を引き出すこと、学び方を教えることは今の学習指導要領にも言われていることです。「見つける」ということ・「分かる」ということ・「考える」ということ・「聞く」ということ・「伝える」ということ等、学び方をみんなで学び合いの授業の中で具体的に子ども達と共に創り上げていく、それが創る授業に迫るために私が大事にしてきたことです。
 もう一つは、『見えないものを見えるようにする』ことです。「長く続いた戦争と国民生活」の学習で、戦争中の生活の大変さやつらさについて調べて話し合います。授業の後半で、食べものより空襲よりもっとつらかったことは何だろうと考えさせ、あるゲストティーチャーの話につなげ、「家族と最後別れるとき、線路に耳をつけて最後の最後の別れを惜しんだ人もいるんだよ」と、もっとこんな面を戦争による国民生活への影響があるんだよと気付かせていくことも創り上げていく授業につながっていたと思います。

田辺 そつなくこなしていると言われる授業がありました。「そつなくこなす」とはどういうことなのか。5分以内に課題を持ち、子どもが自分の考えを発表し、困ったらグループ活動を取り入れ、最後にまとめる。ちゃんとまとめのキーワードが板書され、ノートにも書ける授業です。でも一体、どこが良くてどこが足りないのか、いろいろ考えました。
 限られた時間の中で教育課程をきちんと履修することは大切ですし、それができないと大変なことになります。では、その時間の中で、本当に力が子どもについているかということ、学校に来て勉強が楽しいと思えるのかということ、それは、どうでしょうか。
 私が大事にしたいと思っていたことは「勉強してよかった」「勉強したらできないことができるようになったよ」「勉強したら自信がついたよ」等、『勉強するから学校に来るのが楽しみだ』という子どもの思いです。創る授業をしていれば、そういう思いが持てると思います。
 課題についても先輩からお習いしたことがあります。クラスの状態です。まず、「課題がない」クラス。授業が始まっても課題がない。次に、「課題はある」クラス。先生が黒板に書いて「はい、課題を読んでください」と言って一斉に唱和するみたいな。ところが、それでは、子どもは主体的にならない。大事なことは、子どもが「やりたい」「やらなければならない」というように、「子どもの課題になる」にすることです。「課題がある」から「課題になる」状態にする教師の関わりが重要です。
 ねらいがそのまま課題になっている場合があります。例えば、<主人公の心情を考えよう>という課題。それは、教師がねらっていることです。心情を考えるにあたって、どんな課題を設定すると、子ども達が登場人物の心情を考え、新しい気づきがあるか、本時の中での学びの変容があるかを考えることが大事です。
 三年生の国語の教材に「モチモチの木」があります。<豆太が医者様を呼びに行ったのはどうしてかな>という課題がありました。ところが、臆病でできるはずがない豆太の行動の矛盾点を教師がきちんとおさえることで、≪(行けるはずのない豆太が行くなんて、何かものすごいわけがあるに違いない)呼びに行ったのはどうしてかな≫と、その理由を考えたくなると思います。
 第三次の成果物に向けても、第二次で「今の勉強で○○をつかみ、その力を活かして成果物を作ろう」という見通しの持てる教師の関わりがあると、意欲が変わってくるのではないでしょうか。
 板書も大切です。一人一人の意見が出た後、板書を見ると、ただ並べて書いてある板書があります。同じことや違うことの分類・整理、友達の考えとのつながり等を構造化して板書する。一つの言葉に集約できるぐらいにまとめていくのが先生の力だと思うんです。そうすると「今日勉強したことの中に自分の意見も含まれているよ」「嬉しいな。友達の意見とも繋がっているよ」との思いになります。工夫された板書があると、授業で子ども達が得たことを自分の言葉でノートに書くことができます。
 主役は子どもです。授業では、教師も一緒に学んでいくのです。教師の熱い思いや関わり、板書の工夫によって、創る授業になるのではないかと思います。

釼地 創る授業にするためには、子ども達が主体的に学ぶことが一番大事だと思います。主体的に学ぶためには、見通しを持たせることが必要です。教師だけでなく、子ども達自身が見通しを持って学ぶことがとても大事だと思います。その見通しは一時間一時間だけでなく、単元全体でも必要です。
 単元全体を課題解決の過程だと考えると、この単元でどんなことができたらいいのか、付けたい力は何なのか、その力をつけるために一時間一時間どんな学びを積み重ねていけば、最終的に付けたい力が付くのかということを見通しを持って子どもと共に授業をしていくことが大事だと思っています。
 言語活動を通して付けたい力をつけるという意味で国語科では、成果物を何にするかが話題になります。成果物を作ることが目的ではなく、一時間一時間の学びで身に付けたことが、成果物に位置付くことが大切です。そして、第三次では第二次で習得したことを活用する力にまで高めることが必要となります。つまり、自力解決する力をつけるということです。
 また、友達の考えを取り入れながら協働的に学ぶことで、よりよい自分の考えを創り出していくことが深い学びとなります。
 単元の導入や教材文との出会わせ方についても、子ども達の実生活とつなげ、学ぶ必要感を持たせることが大切です。一人一人のしていることや読んでいる本、友達との関わりや会話、クラスで問題となっていることなど日々の出来事をキャッチして、子ども達の実生活と単元をつなぐことが主体的・協働的な学びに関係してきます。第三次の学習が終わった後、子ども達の物の見方や考え方が広がり使える力になっていることが創る授業だとも思っています。 

司会 まさに子どもにとって、価値ある学びであって欲しい。学びがいがある授業をしなくてはいけない。それが、創る授業だというお話でした。そのためには、何をすべきか。教師が熱い思いを持って教材研究をしなくてはいけない。教師の感動がなくてはいけない。その熱い思いで教材を見て、子ども達に出会わせたい、出会わせる時にどうしていくのかというお話も聞かせてくださいました。また、課題を与えるのではなくて、課題意識が子どもにあるかないかが重要なんだという話もありました。
 主体的に学ぶということは、子どもが授業の主体者になるんだから子どもにとって、授業の見通しが持てるものでなくてはならない。逆にいうと、教師はそれだけ精緻な細かい単元計画を作らないといけない。今はタイムスケジュールで授業が流れる。子どもがどんな意識で授業を受けるのかということを精緻に読んで、ここではこんな力をつけるという仕事はプロの教師の仕事だと聞かせていただきました。
 最後に、若い先生方がそれに一歩でも近づくように、メッセージをお願いします。

大杉 子ども達が次の学習を楽しみで待ち遠しいと思えるような授業をめざして欲しいです。それは、学習して分かった、できた、考える力がついた、自分を表現できたという充実感を持たせることだと思います。また、間違ってもいいんだ、分からないから学習がスタートするということを共通理解する学級経営・学級環境を創ることも大事だと思います。それが、みんなで学ぶ楽しさにつながってくると思います。
 子どもと授業を創っていくことを教師自身が楽しみにするようになると、子どもにも学習する楽しさが伝わっていきます。そのためには、教材研究、課題を自分のものとしてとらえる工夫、思考力・表現力を育てることが必要です。
 さらに、職場には何人もの仲間がいるわけですから、教材や教具を共有したり、情報交換したりできる環境を創っていくことも大事だと思います。若い先生は経験が少ないわけですから、先輩からいろんな情報を得てやってみることが経験になります。失敗しても次につなげればいいと思います。

山田 教育は既製品ではなく、「ぬくもり」だと思っています。授業も教師が指導要領に書かれた文言を、或いは教科書に書かれた文言を子どもに届く形で伝えるメッセージだと思います。メッセージのある授業を具体化する教材開発を若い先生方にはして欲しいなと思います。
 また、学校は一人で勉強する所ではなく、友達と学び合っていく場です。授業を通して子ども達に優しさを育んでいくものだと信じています。授業を通して他を認める優しさとはどういうことなのかを教えていくことだと思います。学び合っていけるような学級集団をつくっていける、授業を通して、それができる授業づくりをして欲しいと思います。自分で学ぼうとする、先輩から学ぼうとする、そして、子どもから学ぼうとする、そんな姿勢を持ち続け、「子どもってすごいな」「教師をしていてよかったな」という感動を味わって欲しいと願っています。

 

田辺 学級集団がきちんとできていないと、学習集団は作れません。教師が全員に目を配り、子ども達が安心感を持って学級にいること、全員でクラスを作り上げていくという意識を持つようにすること。教師もその一人だということは言うまでもないですが…。教師は活発な子に目が行き、手がかかると言われる子にも目が行きます。そして、その他の子には目が行きにくいのです。でも、その子達こそ声かけを待っているのです。全員に目が届き、全員に毎日一声かけるようにすることが安心できる学級づくりらなるのです。
 どの子も同じように力をつけて帰りたいと思っています。力をつけて帰らせてあげなくてはいけないのです。認め取り上げ広め、位置づけていくことです。
 授業の面では、教材研究です。時間がないと言うのではなくて、プロなんだから、教材研究をしっかりして、例えば、教材文を百回読むぐらいの気持ちを持ってほしいなと思います。そうすると、読むたびに新しい気づきがあり、子ども達と授業をするのが楽しみになるのです。深い教材研究をして、「教える」ことと「考えさせる」ことの区別を明確に持ち、教師も自信を持って授業をしてほしいです。
 子どもにとって必要感のある課題を工夫すること。子どもに沿った授業、子どもと一緒に創る授業をしていくための努力を惜しまず、学び続ける教師であっていただきたいと思います。

釼地 一番には安心して話せる学級づくりをして欲しいと思います。一人一人を大切にした認め合う人間関係づくりが授業の基盤にあると思います。その上で、授業では、子ども達一人一人が自分の考えを持つということが大切だと思います。それが間違いでもいい、間違えたらまたそこから修正したり付け加わったりできるのですから。
 それから、「授業を見せてください」とか「板書を見せてください」とか、自分から先輩に学んで欲しいと思います。先輩に学びながら、自分が取り入れられるものを取り入れて、自分なりの授業スタイルを作れるようにしていってください。



司会 こなす授業では、子ども達は満足できない。学校や授業に楽しみを見いだせない。学校での学習を楽しみにするような子どもにならない。そして、学び合うことの楽しさを子ども達が実感するためには、創る授業でなくてはならない。教師が授業を創っていくことが大切である。学校で勉強するって大事なんだと思わせるような授業をしてこそのプロの教師ですよというお話をしていただきました。今日は、本当に良いお話を聞かせていただき、実りある座談会でした。